横浜の新人タクシードライバー

私は横浜の新人タクシードライバー。お客様を求めて今日も街をひた走る....
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酔っ払い

月曜日の朝方、元町の出口で乗せたサラリーマン風の泥酔客。
行き先は『本牧』と言われて出発。
『本牧1丁目』まで来た所で停車し
  私:お客さん!本牧1丁目まで来ましたけどご自宅はどちらですか?
  客:・・・・(←寝てる)
  私:お客さーーーーーん、起きて下さーーーーい!
大声を出しているうちに
  客:あー、ここでいい。ありがとう。(勝手にドアを開けて出て行こうと…)
  私:お客さん、お金払ってくださいよ~。1,250円!
  客:あー、そう。ハイ。(←千円札1枚置いてまた出て行こうとする)
  私:お客さん、あと250円足りませんよ~!
  客:あー、そう。ハイ。(←今度は1万円札2枚置いてまた出て行こうとする)
  私:お客さん、こんなに要らないですよ~!
  客:あー?(←解ってないようです)
  私:じゃぁ、これでおつり出しますから。
千円札1枚と1万円札1枚返して、おつり8,750円を渡し、お客さんも何とか財布にしまって降りていきました。
ちょうど赤信号なのでそのまま止まっているとドアをトントンと叩く人が….
見るとさっきのお客さん。忘れ物かと思いドアを開けると
  客:家ここじゃないのでもう一回乗せてください。(←外の冷気に当たり、かなり意識は戻ったよう)
  私:あ、ありがとうございます。(寝ないでね!)
少し走り大きなの交差点に差し掛かったので停めて声をかけると
  客:・・・・(←やっぱり寝てる)
  私:お客さーーーん『○○中学校入口』の交差点ですけど、まだ真直ぐですかぁーー?
何回か声をかけるとやっと起きて
  客:あー、ここでいい。
  私:よろしいですか?それでは、710円です。
  客:あー、そう。ハイ。(←1万円札!!!)
  私:すみません。千円札でお願いしますよー、さっきたくさん渡したでしょう?
  客:あー。(財布の中を何度もごそごそ探してやっと千円札が出てきました)ハイ。
  私:ありがとうございます。おつりの290円と領収書です。
お客さんはやっと降りていきました。(あー、よかったー)
ほっとして、先の方でUターンして戻る途中、あのお客さんはまだ降りた辺りに立っていました。
見ていると、そのお客さんはまた別のタクシーを停めたのでした。
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